EC広告のChatGPTプロンプト7選:そのままコピーして使える
Priya Raghunathan
Eコマース・パフォーマンスマネージャー
汎用的なプロンプト集はあらゆる業種向けに書かれているため、出てくる広告も汎用的になります。ここで紹介するEC広告のChatGPTプロンプトは、ネットショップのためにつくったものです。商品ページ、実際の価格、商品フィード、自社のレビューを出発点にし、それぞれに何を貼り付けるか、良い出力とはどんなものかを添えています。コピーして角かっこの中を埋め、自分のワークフローで役に立つものだけを残してください。
結論: ECで使えるプロンプトは、買い物客が確認する事実をChatGPTに渡します。商品ページ、正確な価格とオファー、証明できる訴求、実際の顧客の言葉です。出力形式を指定し、バリエーションの本数を決め、それぞれに理由を付けさせます。配信する前に、すべての価格、訴求、文字数をランディングページと媒体のルールに照らして確認しましょう。
TikTokやGoogle検索広告も運用しているなら、TikTok広告とGoogle広告のためのChatGPTプロンプトでフック、台本、レスポンシブ検索広告を扱っています。この記事ではそれらは繰り返しません。扱うのは、ネットショップならではの作業です。商品、価格、カタログ、レビュー、そしてセールシーズンです。
ECのプロンプトは何が違うのか?
ECのプロンプトが違うのは、広告が価格、商品画像、ランディングページと並び、買い物客がワンタップで確かめられるからです。認知目的のキャッチコピーなら曖昧でも通用します。商品広告はそうはいきません。広告と商品ページのずれは、クリック、信頼、ときには審査の通過まで失わせます。
以下のプロンプトを機能させるのは、3つの習慣です。
- 事実の説明ではなく、事実そのものを貼る。「この美容液は乾燥肌にとても良い」ではモデルに何も伝わりません。成分表、容量、価格、実際のレビュー3件があれば、必要な情報はそろいます。
- 証明できる訴求を列挙し、それ以外は禁止する。 モデルは隙間を自信のある文章で埋めます。毎回「この訴求だけを使う」「数字、受賞歴、レビューを作らない」と書きましょう。
- バリエーションごとに理由を書かせる。 どの訴求軸を使ったかを示す列があれば、10本の案が実は同じアイデアだったときにすぐ気づけます。
貼り付けてはいけないもの:顧客の氏名、メールアドレス、電話番号、注文ID、CRMからエクスポートしたデータ。ここで紹介するプロンプトには、集計した数値と匿名のレビュー本文があれば十分です。
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プロンプト1:商品ページから広告文へ
新商品を公開し、最初の広告案をすぐにそろえたいときに使います。
役割:あなたはネットショップのダイレクトレスポンス・コピーライターです。
前提:
商品ページのテキスト:[ページ全体を貼る:商品名、説明、仕様]
価格とオファー:[正確な価格、割引、送料、返品条件]
承認済みの訴求:[証明できる訴求だけ]
ターゲット:[誰が、なぜ買うのか]
ブランドの口調:[3つの言葉と、絶対に使わない言葉]
制約:
- Metaのフィード配置向けに広告を10パターン書く。
- 各パターン:メインテキスト(短い文で最大3文)、見出し
(最大15文字)、説明(最大15文字)。
- 5つの訴求軸で各2パターン:悩み、得られる結果、商品の特徴、
社会的証明(貼り付けたレビューからのみ)、オファー。
- 価格とオファーは正確に使う。数字や訴求を作らない。
出力形式:
表:訴求軸 | メインテキスト | 見出し | 説明 | 使った訴求
良い出力の見分け方: どの行にもこの商品ならではの具体的な情報(素材、サイズ、用途)が入っていて、「使った訴求」の列がリストの訴求を指し、同じ訴求軸の2パターンが別のことを言っていること。商品名を競合のものに差し替えてもコピーが成り立つなら、事実を増やしてもう一度頼みましょう。
プロンプト2:オファーと割引の見せ方
広告コピーとランディングページが最もずれやすいのが割引です。このプロンプトで両者をつなぎとめます。
役割:あなたはECブランドの販促戦略担当です。
前提:
オファー:[例:全商品20%オフ、コードSAVE20、11月30日まで]
通常価格:[3〜5商品の通常価格とセール価格を貼る]
利益率のメモ:[利益率が低いため前面に出せない商品]
制約:
- このオファーの見せ方を8通り提案する(割引率、割引額、
セット、プレゼント、購入金額の条件、期限、初回購入、理由づけ)。
- それぞれに見出し1本とメインテキスト1行を書く。
- 価格と日付は提供したものだけを使う。「過去最安値」や、
設定していないカウントダウンは使わない。
- ランディングページに同じ表現がないと成り立たない見せ方には
印を付ける。
出力形式:
表:見せ方 | 見出し | メインテキスト | ランディングページに必要な表示
良い出力の見分け方: 割引額がセール価格と正確に一致していること(60ユーロの20%オフなら12ユーロ引きで、支払いは48ユーロ)、そして最後の列がランディングページのチェックリストになっていること。たとえばGoogle Merchant Centerは、商品データの価格がランディングページと決済画面の価格と一致することを求めています(Google Merchant Center:価格)。ページに表示されていない価格を約束する広告は、複数の媒体で問題になります。
プロンプト3:カタログ広告のメインテキスト
カタログ広告は人によって違う商品を表示するため、メインテキストは商品セット内のすべての商品に当てはまる必要があります。{{product.name}}や{{product.price}}のようなテンプレート項目を使えば、フィードから情報を差し込めます。詳しくはMetaカタログ広告ガイドをご覧ください。
役割:あなたはMetaカタログ広告のメインテキストを書く担当です。
前提:
商品セット:[例:レディースのランニングシューズ、140商品、70〜160ユーロ]
全商品に共通する点:[返品無料、素材、ブランドの約束]
オーディエンスの段階:[新規獲得/商品を閲覧/カートに追加]
制約:
- セット内のすべての商品に当てはまるメインテキストを8案。
- 一部の商品にしかない色、サイズ、機能、価格には触れない
(テンプレート項目から入る場合を除く)。
- 2案は{{product.name}}を使ってよい。入れる位置を示す。
- オーディエンスの段階に合わせる。新規獲得に
「まだ迷っていますか?」は使わない。
出力形式:
番号付きリスト。各案に、どの段階に合うかのメモを付ける。
良い出力の見分け方: 140商品のどれかにとって事実と異なる内容が一つもないこと。各案を最も安い商品と最も高い商品と並べて読み、どちらかで事実と合わなくなるなら削除します。フィードそのものに問題がある場合は、商品フィードの最適化とカタログ広告のトラブルシューティングから始めてください。
プロンプト4:自社のレビューを掘り起こす
レビューには、顧客が実際に使う言葉が詰まっています。このプロンプトは、誰かの言葉を勝手に作ることなく、レビューを訴求軸に変えます。
役割:あなたは顧客リサーチのアナリストです。
前提:[商品]の顧客レビュー[件数]件です。
氏名と注文情報は除いてエクスポートしています:
[レビュー本文と星の数を貼る]
制約:
- レビューをテーマ別に分ける:購入の理由、実感した結果、
購入前の不安、不満。
- 各テーマについて、短いフレーズを書かれたまま2〜3個引用する。
- 各テーマに触れているレビューの件数を数える。
- 引用を言い換えない。新しいレビューを作らない。
出力形式:
表:テーマ | 件数 | 原文のフレーズ | 考えられる訴求軸
良い出力の見分け方: 件数の合計がレビューの件数とほぼ一致し、フレーズはエクスポートしたデータをテキスト検索すれば見つかり、訴求軸が実際の声に基づいていること。フレーズはリサーチとして使い、広告でレビューを引用するのは使用する権利がある場合だけにしましょう。米国連邦取引委員会(FTC)の2024年の規則は、AIで生成したものも明示的に含めて、偽のレビューや推薦文を禁止しています(FTCの発表)。
プロンプト5:ブラックフライデーとサイバーマンデーの訴求
季節もののプロンプトは、「見逃せないブラックフライデーセール」を何百回目かに生み出したときに失敗します。代わりに、カレンダーと在庫をモデルに渡しましょう。
役割:あなたはネットショップのシーズン施策のプランナーです。
前提:
日程:ブラックフライデー2026年11月27日、サイバーマンデー2026年11月30日。
フェーズ別のオファー:[先行アクセス、本セール、ラストチャンス、延長]
主力商品と在庫:[商品と在庫数を貼る]
[祝日]前に届けるための最終注文日:[日付]
制約:
- フェーズごとに訴求軸を1つ、見出し3本とメインテキスト2本。
- フェーズごとに「今買う理由」を変える。
- 期限に触れるのは前提に書かれている場合だけ。
- 売り切れそうな商品には「停止の目安」を付ける。
出力形式:
表:フェーズ | 日程 | 訴求軸 | 見出し | メインテキスト | 停止の目安
良い出力の見分け方: 4つのフェーズが「なぜ今なのか」にそれぞれ違う答え方をしていて(先行アクセス、本セールの価格、最終配送日、終了直前)、停止の目安が在庫数と結びついていること。シーズンの広告運用面については、BFCM 2026 ソーシャル広告チェックリストと組み合わせてください。
プロンプト6:Googleショッピングの商品名の書き直し
ショッピング広告には、自由に書ける見出しがありません。その役割はフィードの商品名が担い、Googleは明確なルールを定めています。最大150文字、ユーザーには最初の70文字以下しか表示されないことが多いので重要な情報を先頭に置くこと、価格、セール期間、送料などの販促テキストを入れないこと、強調のための大文字を使わないことです(Google Merchant Center:商品名)。
役割:あなたはGoogleショッピングのフィードの専門家です。
前提:現在の商品名と商品属性:
[貼る:ID、商品名、ブランド、商品カテゴリ、色、サイズ、素材、性別]
コンバージョンにつながる検索語句:[検索語句レポートから貼る]
制約:
- 各商品名を150文字以内に書き直す。
- 順序:ブランド、商品カテゴリ、主な属性、色、サイズ、素材。
検索語句からより良い順序が分かる場合はそれに従う。
- 買い物客が検索する言葉を最初の70文字に入れる。
- 価格、割引、送料、「最高」「セール」、すべて大文字の単語は使わない。
- 提供した属性だけを使う。機能を作らない。
出力形式:
表:ID | 旧商品名 | 新商品名 | 文字数 | 最初の70文字
良い出力の見分け方: 商品名が具体的な商品の名前として読めること(「ブランド名 レディース トレイルランニングシューズ 防水 ブラック 24.5cm」)、そして「最初の70文字」の列に検索される言葉が入っていること。言語モデルは文字数を数えるのが苦手なので、スプレッドシートの=LEN()で確認しましょう。商品名がどの検索に表示されるかにどう影響するかは、Googleショッピング広告ガイドで解説しています。
プロンプト7:購入前の不安を訴求軸に変える
カスタマーサービスの受信箱には、購入を止めている質問があふれています。その一つひとつが、まだ書かれていない広告です。
役割:あなたはコンバージョン重視のコピーライターです。
前提:よく届く購入前の質問トップ10:
[匿名化した質問と、それぞれの頻度を貼る]
事実に基づく回答:[各質問への回答を貼る]
制約:
- 頻度の高い上位5つの質問について、聞かれる前に不安に
答える広告を2パターンずつ書く。
- 提供した回答だけを使う。
- 落ち着いた口調で。不安をあおらない、急かさない。
出力形式:
表:不安 | 頻度 | 見出し | メインテキスト
良い出力の見分け方: 実際の疑問(サイズ選び、配送日数、返品、1パックがどれくらいもつか)に自社の実際のポリシーで答えていて、質問の多い順に並んでいること。
出力はどう確認し、どうテストするか?
プロンプトそのものより、出力の確認とテストのほうが重要です。案が広告になるのは、商品ページとの照合を通過し、実際の予算で公平にテストされたあとだからです。流れは1行で表せます。事実を貼り、プロンプトを実行し、確認し、テストする。

確認では、各案の数字、価格、日付、訴求すべてに印を付け、ランディングページか承認済みリストで見つけます。見つからないものは削除します。カテゴリごとの媒体ルールも読んでおきましょう。Metaの個人的特性に関する基準は、広告を見る人について断定したり示唆したりする広告を不承認にします。そのため「ニキビに悩んでいませんか?」は通らず、「ニキビができやすい肌にもやさしい」なら通る可能性があります。健康、体重、美容に関する商品には、MetaにもGoogleにも追加のルールがあります。
テストでは、明確な違いが1つだけある2〜3本を配信し、予算を同額にし、配信前に判断基準を決めます。予算の分け方と停止のルールは、AI広告コピーの検証フレームワークで解説しています。1商品ずつではなくカタログ全体でこの流れを回したい場合は、ワークフローを解説したEC向けAI広告コピーをお読みください。
Wevionが役立つ場面
ChatGPTは案を書く相手としては優秀ですが、見えているのは貼り付けた情報だけです。先週のバリエーションのうちどれがまだコンバージョンにつながっているかは分からず、何かを配信したり停止したりすることもできません。
WevionはMeta、Google、TikTok、Snapchat、Taboola、Outbrainの広告アカウントを各媒体の公式APIで接続し、データを約15分ごとに同期して、すべてのアカウントをひとつの画面に表示します。これらのプロンプトで書いたバリエーションを、同じ場所から配信し、比較し、管理できます。
レビューを通過したバリエーションは一括入稿で複数の媒体に入稿でき、成果が目標を下回ったときに広告を停止する、予算を割合で変更する、アラートだけを送る、といった自動化ルールを設定できます。ルールはクールダウンと1日の実行回数の上限の範囲内で、自動で動きます。アカウントについて普段の言葉で質問したい場合は、AIコパイロットのWavoが同期済みのデータを読み、変更を提案します。提案はあなたが承認したあとにだけ実行されます。
Proプランの14日間トライアルで、自社の広告アカウントで試せます。開始時にカードは不要です。7日目、またはトライアルのクレジットを使い切った場合はそれより前にカードの登録をお願いし、登録した場合のみ14日目から課金が始まります。
まとめ
- 事実を貼る:商品ページ、正確な価格、承認済みの訴求、実際のレビュー本文。
- どのプロンプトでも、数字、受賞歴、レビューの捏造を禁止する。
- カタログ広告のテキストは、セット内のすべての商品に当てはまるものにする。
- ショッピングの商品名は最大150文字、検索される言葉は最初の70文字に、販促テキストは入れない。
- 配信前に、すべての価格と訴求をランディングページと照合する。
- すべての案ではなく、明確に違う少数のバリエーションを同額の予算でテストする。
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