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カタログ広告が配信されないときの原因と対処法

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Priya Raghunathan

Eコマース・パフォーマンスマネージャー

カタログ広告が配信されないとき、確認は上流から始めます。Meta、Google、TikTokのカタログキャンペーンが配信されなくなった場合、原因はキャンペーンの設定ではなく、商品データかピクセルのイベントにあることがほとんどです。先に入札や予算を変えても、何日も無駄にするだけです。カタログ、イベントの一致、商品のステータスを決まった順番で確認するほうが、早く原因にたどり着けます。

結論: データ側から順に確認します。まず、承認済みで在庫のある商品がカタログに十分あるかを確認します。次に、ピクセルのイベントIDがカタログのIDと一致しているかを確認します。そのうえで、不承認の商品と、価格や在庫状況の不一致を確認します。商品セット、予算、学習フェーズを見るのは最後です。

このガイドは原因の切り分けに絞っています。各媒体の設定方法は、Metaのカタログ広告、TikTokのカタログ広告、Googleショッピング広告のガイドをご覧ください。

カタログキャンペーンはどの順番で確認すべきか?

確認の順番は、データが流れる経路に沿います。ストアからカタログへ、サイトからイベントへ、そしてキャンペーンへ。上流の問題は下流の問題を覆い隠してしまうため、先にキャンペーンを直してもほとんど効果はありません。

カタログ広告が配信されないときの4つの確認ステップ:カタログ、イベント、商品、キャンペーン
カタログキャンペーンはデータ側から順に確認する

見えている症状から、確認する場所を次の表で探しましょう。

症状考えられる原因確認する場所
キャンペーンがまったく消化されない配信対象の商品が少なすぎる、商品セットが空カタログの商品ステータス、商品セットのプレビュー
リターゲティングのオーディエンスがとても小さいピクセルのIDがカタログのIDと一致しないMetaのカタログ診断、TikTokのEvent Sources
一部の商品がまったく表示されない不承認または在庫切れの商品商品ステータスと不承認の理由
Googleの商品が一晩で不承認になったサイトとの価格または在庫状況の不一致Merchant Centerの「Needs attention」
フィードの変更後に消化額が落ちたIDの形式の変更、カタログの差し替え7日間のマッチ率の推移
消化が一部の商品に集中する商品セットが狭い、学習、予算商品セットの規模、配信ステータス

ピクセルとカタログの一致の問題はどう直すか?

ピクセルとカタログの一致の問題は、イベントの商品IDがカタログのIDと異なり、閲覧や購入を商品に結びつけられないときに起きます。どの媒体でもルールは同じで、ピクセルが送るIDはフィードが使うIDと同じでなければなりません。

Metaでは、 カタログ診断がイベントソースの問題を名前つきで一覧にします。MetaのDiagnostics APIのガイドでは、それぞれに「must fix」(要修正)か「warning」(警告)の重要度がついています。

Metaの診断意味対処
CATALOG_NOT_CONNECTED_TO_EVENT_SOURCEカタログにピクセルもアプリSDKもつながっていないカタログの設定でピクセルを接続する
INVALID_CONTENT_IDコンテンツIDに余計な数字や記号が入っているカタログのidをそのまま送る
NO_CONTENT_IDコンテンツIDなしでイベントが届いているすべての商品イベントにcontent_idsを追加する
MISSING_EVENT過去7日間に購入イベントがないPurchaseイベントが発火しているか確認する
DELETED_ITEM削除した商品にまだサイトのトラフィックがある商品を復元するか、サイトを更新する

Metaのダイナミック商品オーディエンスのガイドには、もう1つルールがあります。content_typeは送るIDの種類と一致させる必要があり、AddToCartとPurchaseではproduct_groupではなく必ずproductを使います。

TikTokでは、 マッチ率のガイドによると、Catalog ManagerはViewContent、AddToCart、CompletePaymentのイベントを照合し、イベントのコンテンツIDはカタログのSKU IDと同じ形式である必要があります。マッチ率はEvent Sourcesで確認します。新しく接続した場合は安定するまで数日かかることがあり、7日間で20%以上の上下があれば、設定ミスの可能性があります。

Googleでは、 計測にも同じルールが当てはまります。カートデータを使ったコンバージョンの商品IDは、Merchant Centerのフィードのid属性と完全に一致している必要があります。

カタログの商品はなぜ不承認になり、どう戻すのか?

カタログの商品が不承認になるのは、商品やそのデータが媒体のポリシーや形式のルールに反しているときで、どの媒体でも商品の横に理由が表示されます。何より先に理由を読みましょう。修正せずに審査をリクエストしても、たいていはまた不承認になります。

  • Meta。 不承認の商品は広告に配信されません。判断が誤っていると考える場合、Metaの追加審査のリファレンスによると、追加の審査は「商品が不承認になったあとに限り、1商品につき1回だけ」リクエストできます。その1回を確実に活かしましょう。
  • TikTok。 Catalog Managerでカタログを開き、利用できない商品を選んで「Appeal」を選びます。TikTokの再審査のガイドでは、申請は月に50商品までで、審査には最大1日かかるとされています。
  • Google。 フィードかMerchant Centerで商品を修正し、審査をリクエストします。Googleによると、ウェブサイトの審査には最大12時間かかることがあります。よくある問題は、無効なGTIN、識別子の欠落、販促テキスト入りの画像などで、いずれも商品フィード最適化のガイドで解説しています。

TikTokにはもう1つしきい値があります。カタログのチェックリストでは、在庫があり、承認済みで、有効化された商品が少なくとも4つ必要です。小さなカタログでいくつか不承認が出ると、この数を下回ってキャンペーンが止まることがあります。

在庫切れの商品はどうなるのか?

在庫切れの商品は、MetaとTikTokではカタログ広告から外れ、Googleでは古い在庫情報のせいで不承認になることがあります。どの場合も対処は同じで、在庫が変わる頻度と同じくらいフィードを更新することです。

  • Metaのカタログのフィールドのリファレンスによると、在庫切れの商品は「広告にまったく表示されない」とされています。週1回しか更新されないフィードでは、再入荷した商品が表示されなかったり、売り切れた商品を広告し続けたりします。
  • TikTokの広告ステータスの一覧では、商品が販売できなくなると「Product unavailable」と表示され、Catalog Managerで確認するよう案内されます。
  • Googleはフィードとランディングページを比較します。フィードでは在庫ありなのにページでは売り切れの商品は、不承認になることがあります。デフォルトでオンになっている商品の自動更新を使えば、ページのマークアップから在庫状況を修正できます。

いちばん影響を受けるのはアパレルのストアです。1つのサイズが売り切れるだけで、商品グループ全体に影響することがあるからです。アパレルブランドのカタログ広告のガイドで、主要サイズのルールを解説しています。

価格の不一致はどう直すか?

価格の不一致は、フィードの価格とクローラーや買い物客が商品ページで見る価格が異なるときに起き、最も厳しく扱うのはGoogleです。Googleの価格の不一致のページには、よくある原因が挙げられています。

  1. フィードの更新頻度がサイトより低い。 アップロードの頻度を上げるか、Merchant APIを使います。
  2. 構造化データに別の価格が入っている。 ページのマークアップをテストします。
  3. 価格がJavaScriptで読み込まれる。 Googlebotはサーバーが返すHTMLを読むので、あとから追加された価格は認識されないことがあります。
  4. セールの日付やタイムゾーンが間違っている。 サイトでは終わったセールが、フィードではまだ続いていることがあります。
  5. 最低注文数量。 送信する価格は、最低販売数量の分をカバーしている必要があります。

Googleは、不一致が続くと「アカウントの停止につながる可能性がある」と警告しているので、次のフィード更新まで放置しないようにしましょう。Metaではsale_priceはpriceより低くなければならず、セールが終わったら削除するか、有効期間を設定するよう求められます。

数字で確認してみます。フィードでは€49なのに、あとからVATが加算されてページでは€54と表示される場合、差は€5、約10%です。対象国で買い物客が実際に支払う価格に合わせ、その国で税込表示が求められるなら税込にしましょう。

カタログに問題がないのに配信が少ないのはなぜか?

カタログに問題がないのに配信が少ない場合、原因はたいていキャンペーンがカタログをどう読むかにあります。商品セットや商品グループに入っている商品が少なすぎる、あるいはキャンペーンがまだ学習中、といったケースです。これらはデータが正しくなって初めて意味を持つので、確認は最後です。

  • 商品セットが狭すぎる。 セットをプレビューしましょう。古いカスタムラベルで絞り込むと、商品が数点しか残らないことがあります。
  • Googleで除外されている商品。 Googleの商品グループのページによると、標準ショッピングでは、有効な商品グループに入っていない商品は「Excluded」と表示され、配信されません。
  • キャンペーン同士の競合。 同じ商品が複数のGoogleキャンペーンに入っていると、キャンペーンの優先度か広告ランクでどれが配信されるかが決まります。
  • 学習。 Metaでは、週に約50件の最適化イベントに届かない広告セットは学習中のままです。対処法は学習フェーズのガイドで解説しています。
  • 配信ではなくレポートの問題。 消化は問題なさそうなのに売上が合わない場合、差はアトリビューションによるものかもしれません。広告媒体がコンバージョンを二重計上する理由をご覧ください。

Wevionが役立つ場面

カタログの問題は静かに積み重なりがちです。フィードの更新が止まり、サイトの更新でIDの形式が変わり、誰かが気づく前に消化が少数の商品に偏っていきます。

WevionはMeta、Google、TikTok、Taboola、Snapchat、Outbrainの広告アカウントを各媒体の公式APIで接続し、データを約15分ごとに同期して、すべてのカタログキャンペーンの消化額と結果をひとつの画面に表示します。カタログの消化額が急に落ちても、アカウント別、キャンペーン別にすぐ見つけられます。

Metaについては、WevionのProduct Catalogs機能が、Meta自身のカタログ診断とアップロードエラーを、修正すべき問題と改善の機会に分けて表示し、デスクトップ・モバイル・タブレット別のピクセルイベントのマッチ率も表示します。Metaが不承認にした商品をMetaが示した理由とともに一覧にし、再審査をリクエストでき、スケジュール設定したフィードのアップロードを毎回記録します。TikTokのカタログはTikTokのCatalog Managerで、GoogleのフィードはMerchant Centerで管理します。たくさんのカタログキャンペーンを一度に入稿するなら、1,000行のカタログを一度で入稿した事例もご覧ください。

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まとめ

  • 確認はデータ側から:カタログ、イベント、商品、そしてキャンペーンの順に進めます。
  • どの媒体でも、ピクセルのIDはカタログのIDと一致している必要があります。MetaはINVALID_CONTENT_IDやMISSING_EVENTのように問題を名前で示します。
  • 再審査を申請する前に不承認の理由を読みましょう。Metaの追加審査は1商品につき1回、TikTokの再審査は月に50件までです。
  • 在庫切れの商品はMetaの広告に表示されず、TikTokでは在庫があり承認済みの商品が少なくとも4つ必要です。
  • Googleの価格の不一致にはよくある原因が5つあり、不一致が続くとアカウント停止につながることがあります。
  • 商品セット、商品グループ、学習を確認するのは、データの問題を解消してからです。

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