OutbrainとTaboolaをLooker Studioに接続する方法
Rafael Moreira
シニア・パフォーマンスマーケター
OutbrainをLooker Studioに接続するには、Taboolaの場合も同じく、Googleが用意していないルートが必要です。どちらのネットワークにも、Googleが作成したコネクタはありません。使えるルートは4つあります。定期的なCSVエクスポート、各ネットワークのAPI、サードパーティのコネクタ、そしてBigQueryのデータウェアハウスとその上のLooker Studioです。どれが合うかは、ダッシュボードをどのくらいの頻度で更新する必要があるか、誰が保守するかで決まります。
結論: Googleは、現在Data Studioに改名されたLooker Studio向けに、OutbrainやTaboolaの標準コネクタを用意していません。週次のレポートなら、定期的なCSVエクスポートをアップロードしましょう。日次のダッシュボードなら、サードパーティのパートナーコネクタを使いましょう。ほかのチャネルと組み合わせた分析なら、データウェアハウス向けのコネクタかAPIで両方のネットワークをBigQueryに読み込み、Looker StudioをBigQueryに接続しましょう。
まだ2つのネットワークのどちらにするか迷っているなら、先にTaboolaとOutbrainの比較を読んでください。BIのスタックとパッケージ化されたツールのどちらにするかという大きな判断については、クロスチャネル分析の手法の比較をご覧ください。以下の媒体に関する事実はすべて、2026年10月29日に確認したGoogle、Outbrain、Taboola自身のドキュメントに基づいています。
Looker Studioは現在Data Studio
Googleは2026年4月に無料のダッシュボードツールの名称を変更しました。新しいヘルプページやコネクタの一覧では再び古い名前が使われているので、知っておく必要があります。2026年4月11日、GoogleのCloudブログは「親しまれてきたおなじみの名前、Data Studio(旧Looker Studio)を再び採用する」と発表し、既存のレポートとデータソースは「ユーザーが何もしなくても」移行されると説明しました。
このガイドの内容は、どちらの名前にも当てはまります。コネクタを探すときは、どちらの名前でも検索しましょう。
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OutbrainやTaboolaの標準コネクタはあるのか?
Googleが作成したコネクタで、OutbrainやTaboolaに対応するものはないため、Looker Studioへのルートはすべて、ファイル、API、ベンダーのいずれかを経由します。Google自身のコネクタにはBigQuery、Googleスプレッドシート、ファイルのアップロードがあり、BigQuery Data Transfer ServiceにはGoogle広告やFacebook広告などのマーケティング系データソースが並んでいますが、OutbrainもTaboolaも含まれていません。
残るのは次の4つのルートです。
| ルート | 更新頻度 | 手間 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| 定期的なCSVエクスポート | 最大で1日1回、手動でアップロード | 少ないが繰り返し作業 | 週次や月次のレポート |
| ネットワークのAPIと自作のスクリプト | レート制限の範囲で何度でも | 多い:コードと保守が必要 | 開発者のいるチーム |
| サードパーティのパートナーコネクタ | ベンダーが設定 | 少ない | データソースの少ない日次のダッシュボード |
| BigQueryのデータウェアハウス | 自社のパイプラインで設定 | 中〜多 | チャネルを組み合わせた分析 |
ルート1:AmplifyとRealizeからCSVファイルをエクスポートする
CSVエクスポートは、OutbrainをLooker Studioに接続するいちばん手早い方法で、開発者は必要ありません。ただし更新は手動で、ファイルの構造を固定しておく必要があります。
Outbrain。 Amplifyのパフォーマンスレポートのページによると、ダッシュボードの上部からデータをエクスポートでき、最大10人の受信者にメールでレポートを定期送信できます。内訳はキャンペーン、コンテンツ、期間、媒体社、セクション、地域、デバイスで切り出せます。キャンペーン×日付のような複数ディメンションの内訳は、定期レポートでしか使えない点に注意しましょう。
Taboola。 Realizeのレポートのスケジュール設定では、最大10人の受信者に日次、週次、月次でレポートを送れますが、「現在はCSVファイル形式のみに対応しています」。
Looker Studioへの取り込み。 Googleのファイルアップロードのコネクタには「データセットあたり100MBのファイルサイズ上限」があり、ユーザーあたりの容量は2GBです。データセットに追加するファイルはすべて「同じ項目が同じ順番で並んだ、まったく同じ構造でなければなりません」。AmplifyやRealizeでレポートの列を変えた場合は、新しいデータセットを作ることになります。CSVをGoogleスプレッドシートに貼り付けてGoogleスプレッドシートのコネクタを使えば、アップロードの上限を避けられ、行を追加していくこともできます。
ルート2:OutbrainとTaboolaのAPIを使う
APIを使えば、項目と更新のタイミングを完全にコントロールできますが、コードを書いて保守する手間がかかります。多くのチームはAPIのデータをGoogleスプレッドシートかBigQueryに送り、Looker Studioをそこに接続しています。
Outbrain Amplify API。 OutbrainのAmplify APIのページによると、このAPIは「申請により一部のパートナーに提供」されています。承認されると30日間有効なトークンが発行され、OB-TOKEN-V1ヘッダーで送ります。レート制限は厳しく、「各マーケターは、パフォーマンスレポートのAPI全体で1分あたり10リクエストに制限されています」。小さな呼び出しを何度も行うのではなく、日別の合計をまとめて取得しましょう。
Taboola Backstage API。 Taboolaの認証の基本では、API Keysのページでclient_idとclient_secretを生成し、アクセストークンと交換して、12時間ごとに更新するよう説明されています。レポートの概要には、広告主向けの標準レポートとして、Campaign Summary、Top Campaign Content、Campaign Historyの3つが挙げられています。Campaign Summaryレポートでは、日別やキャンペーン別などのディメンションと期間を指定します。
毎日実行するシンプルなスクリプトで、両方のネットワークの前日分の行を1つのシートや1つのBigQueryのテーブルに追加できます。
ルート3:サードパーティのOutbrain Amplifyコネクタを使う
多くの人が探している「Outbrain Amplifyコネクタ」とは、パートナーコネクタのことです。認証とAPIの変更はベンダーが対応し、データはLooker Studioにデータソースとして表示されます。
こうしたコネクタを公開しているベンダーには、Outbrain向けのWindsor.aiとTaboola向けのWindsor.ai、そしてGoogleスプレッドシートとBigQueryも送信先に挙げ、Outbrain Amplifyのソースも用意しているTaboola向けのCoupler.ioがあります。
選ぶ前に、次の3点を確認しましょう。
- 認証情報。 OutbrainのAPIは申請制なので、Amplifyのデータにどうアクセスするのか、こちらから何を提供する必要があるのかをベンダーに確認しましょう。
- 項目。 クリックと広告費だけでなく、コンバージョン名ごとのコンバージョンを取得できるか確認しましょう。
- データソースごとの料金。 多くのベンダーは接続するデータソースやアカウントごとに課金するので、2つのネイティブ広告ネットワークにソーシャルと検索広告のデータソースを加えると、金額が積み上がります。
ルート4:Outbrain AmplifyをBigQueryに接続する
OutbrainとTaboolaを、Meta、Google、ストアの注文と同じテーブルに入れ、SQLで組み合わせ方をコントロールしたいなら、BigQueryが適しています。
BigQuery Data Transfer Serviceはどちらのネットワークにも対応していないので、パイプラインが必要です。
- ローダーを選ぶ。 FivetranのOutbrainコネクタはOutbrain API v0.1を使ってキャンペーン、予算、レポートのテーブルを同期し、TaboolaコネクタはTaboola API v1.0を使います。AirbyteのOutbrain Amplifyソースは17のストリームを公開しており、アクセストークン、またはユーザー名とパスワードが必要です。自作のAPIスクリプトが3つ目の選択肢です。
- データをモデル化する。 ネットワークごとに、日付、キャンペーン、広告費、クリック、インプレッション、コンバージョン、売上という同じ列を持つ日別のビューを1つずつ作ります。コンバージョンの名前は両方のネットワークで揃えましょう。
- Looker Studioを接続する。 GoogleのBigQueryコネクタは、テーブル、ビュー、カスタムSQLクエリを読み込みます。クエリの費用は選んだプロジェクトに請求されるので、ダッシュボードは元のテーブルではなく、小さな日別のビューに接続しましょう。
数字がAmplifyやRealizeと完全には一致しない理由
Looker Studioのダッシュボードとネイティブのダッシュボードの間に小さな差があるのは普通のことで、原因を知っておけば、毎朝の確認に何時間もかけずに済みます。
- 遅延。 Outbrainによると、広告費とコンバージョンのデータには「2〜4時間のレポートの遅延」があります。午前9時の取得では、直近の動きが含まれません。
- タイムゾーン。 Amplifyの1日の予算は米国東部時間の午前0時にリセットされます。パイプラインを同じタイムゾーンに設定するか、はっきりと表示しておきましょう。
- アトリビューション。 各ネットワークは独自の期間内でコンバージョンを計上するので、ネイティブの成果を合計するとストアの注文数より多くなります。
- 費用の指標。 OutbrainはeCPMで報告します。組み合わせる前に、ほかのネットワークのCPMと揃えましょう。
共通の指標の定義については、クロスチャネル広告レポートのダッシュボード構築ガイドで詳しく解説しています。
Wevionが合うケース
多くのチームがネイティブ広告だけのLooker Studioレポートを作るのは、TaboolaとOutbrainが、ソーシャルや検索広告の広告費と同じ場所に並ばないからです。Wevionはこの問題に反対側から取り組みます。
WevionはTaboolaをクライアント認証情報で、Outbrainをアクセストークンで、Meta、Google、TikTok、Snapchatと並べて接続し、データを約15分ごとに同期して、OutbrainのeCPMをCPMに対応づけます。パイプラインなしで、6媒体すべてをひとつのクロスチャネル画面で見られます。
限界もはっきりさせておきます。WevionにLooker Studioのコネクタはありません。クロスチャネル分析では、表示中のビューの日別データを1日1行のCSVまたはExcelでダウンロードでき、関係者がLooker Studioを使っているなら、そのファイルをアップロードできます。WevionのMCPサーバーとCLIでも、キャンペーン、広告アカウント、インサイトを自社のツールから利用できます。AIコパイロットのWavoは、Wevionの中で同じデータについての質問に答えられます。ダッシュボードのスタックより単一のレポートレイヤーが適しているケースについては、複数媒体のレポートの信頼できる唯一の情報源の記事をご覧ください。
まとめ
- Googleは、現在Data Studioと呼ばれるLooker Studio向けに、OutbrainやTaboolaの標準コネクタを用意していません
- 週次のレポートなら、定期的なCSVエクスポートとGoogleスプレッドシートの組み合わせがいちばんシンプルです
- OutbrainのAmplify APIは申請制で、レポートのリクエストはマーケターごとに1分あたり10回までです
- TaboolaのBackstage APIはクライアント認証情報と、12時間有効なトークンを使います
- BigQueryには、Fivetran、Airbyte、自作のスクリプトなどのローダーが必要です
- Outbrainのデータには2〜4時間の遅延があり、アトリビューションの期間も異なることを想定しておきましょう
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